fc2ブログ

    ニジイロ☆ミライ

    最終話 ドロシアとの約束

    スゥー・・・

    ドロシアとの勝負に区切りがついて、私たちはトリック・アートから、ソウル・ソルジャーズの要塞の部屋に戻された。

    ドロシアは体がドロドロしていたけど、ゆっくりと立ち上がって私たちに言ったよ。

    ドロシア「ハァ・・・ハァ・・・
          その通りよ。」
    サタン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
    アミティ「え・・・」
    ドロシア「マルリンの様子がおかしかったことは、随分前から分かっていたわよ。
          私はマルリンやマホロンよりは人の心を読む魔力が強いからね。」
    サタン「そうか。」

    ドロシアの話をサタンは目を閉じて、腕を組みながら聞いていたよ。

    ドロシア「でも、あなた達でも気づくはず。
          マルリンは・・・マルクは、昔はあんな子じゃなかったの。
          マホロンも同じよ。」
    ルナー「あたいらは会ったことないから分からないけど、あたいらが知っているマルク達は違うってことなの?」
    ドロシア「えぇ。」
    マーガリン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
    ドロシア「今もマホロンは私と同じように危ない状態なのに、マルリンを止めるために戦っている。
          マルリンの目的も私は分かっていたわ。
          マルリンは、ソウル状態になった私たちから力を奪い取りたいだけに過ぎない。
    クルーク「何となく分かるな、お前と同じだろ?」
    クルーク(本)「実態よりも魂の方が魔力を多く持っているという事か。」
    ドロシア「そうよ。
          私はマルリンがそれを求めていることも分かっていたから、何があってもソウルモードにはならないようにマホロンにも言ったわ。」
    アミティ「じゃあ、今からでも止めないと!!
          君もマルクに狙われる可能性があるんでしょ?」
    ドロシア「勿論、マホロンが今のマルリンに敵うはずがないもの。
          当然私も援護しに行く。
          ・・・でも、その前にあなた達と交わしたい約束が1つあるの。」
    サタン「約束だと?
         内容によるな。」
    ドロシア「マルリンを私とマホロンで止められるかどうかわからない。
          でも、マルリンとマホロンは殺さないでほしいの。

    ドロシアがそう言うと、サタンはしばらく考え込んだよ。

    サタン「・・・マルクを生かしておいて何のメリットがある。
         あいつは何をしでかしたか分かっているのか?」
    ドロシア「だって・・・
          例え悪いことを考えていても、2人とも掛け替えのない私のお友達なんだもん。
    ジャム「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
    ドロシア「私は誰にも知られることがなかった絵画。
          1人でずっと淋しかった。
          だけど、カービィにやられてから私に声をかけてくれたのはマルリンだったの。
          それに、マホロンは特に、私にいっぱい楽しいお話を聞かせてくれた。
          いつも3人で宇宙を散歩したなぁ・・・
          それに、私たちは約束したんだもん。
          いつか、平和な世界を3人で創ろうって!!」
    サタン「だが、それがあだになって、取り返しのつかないことになっているのが現実ではないか。」
    ドロシア「うぅん、マルリンだって生き物だもん。
          本当は優しいんだよ。
          そうじゃなかったら、私に声なんてかけてくれないもん・・・」
    マーガリン「ドロシア・・・」
    ドロシア「だから、マルリンから悪の心を追い払うのは構わないけど、マルリンを殺すのは絶対にやめて。
          マホロンも同じよ、マホロンにも罪はないわ。」
    サタン「だが・・・
    アミティ「うん、約束するよ!!」
    全員「!!」

    私の発言にみんながびっくりしたよ。

    ルナー「ちょっと、罠かも知れないんだから簡単に約束するな!!;」
    サタン「そうだぞ、相手は創造主だ!!
         騙されているかもしれないぞ!!」
    アミティ「うぅん、これは本当のことだよ。
          だって、戦っている時も、なんか気持ちが揺らいでいた気もするし・・・」
    サタン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
    ドロシア「・・・アハハ、分かってたんだ。」
    アミティ「その代り、私からも約束があるよ。」
    ドロシア「ん?」
    アミティ「1人で無茶をしないでね。」
    サタン「お前・・・」
    マーガリン「フフッ。」

    私は誰かが自分のために傷ついたり、苦しんだりして、失うことは嫌なんだ。

    皆が行くんなら、私も行きたい。

    だから、私はドロシアがピンチになったときは、助けてあげたい。

    ドロシアはしばらく黙っていて、その後にっこり笑って言ったよ。

    ドロシア「アハハハハハハハハ・・・
          全く、私たちはまだ敵同士なのに…w」
    アミティ「うぅん、敵じゃないさ。
          悪いのはマルクの悪い心なんだから!!」
    ドロシア「全く、お馬鹿さんね・・・
          分かったわ。
          約束は守るけど、あなたも約束を守ってね。」
    アミティ「勿論!!」

    私はドロシアとお互いに約束を交わしたよ。

    その後、ドロシアは要塞の部屋を後にしたよ。

    ドロシアの要塞に残った私たちは、次のステップに進むために作戦会議に移ったよ。

    サタン「ドロシアの過去の事は私は知らん。
         だが、今確実に言えることは、生かすにしろ殺すにしろ、マルクを放置しておけないということだ。」
    ゼルティウス「えぇ、元凶ですからね。」
    サタン「これから私たちは、工場破壊組と合流する。
         長居は出来ん、よく聞け、お前達。」

    サタンは真剣な表情になって私たちにこれからの流れを説明したよ。

    サタン「まずはここからマルクに見つからないように脱出するのだ。
         そして、その後、工場破壊組との合流を試みる。」
    アミティ「でも、サタン、工場の場所は分かるの?」
    サタン「分からん・・・」
    マスター「いや、即答過ぎるだろ、おい。;」
    ベイク「知ってる。」
    ゼルティウス「私も知ってます。」
    マーガリン「ベイクとゼルティウスさんは一度入ったことがあるわけ!?」
    ゼルティウス「マーガリンさん、私たちの計画は1年半前よりも以前から始まっているのですよ?
             実はですね、私とベイクさんはとある男と面識があるのです。」
    ベイク「名前は出てこないんだけどね。
         そのとある男が私たちよりも前から計画を立てていて、そこに私とゼルティウスさんが合流して、一緒に計画を立ててきたわけ。」
    サタン「成程な。」
    ベイク「だから私たちについてきて。
         安全に工場破壊に出掛けたメンバーと合流する方法なら知ってるから!!」
    マーガリン「分かったわ、ベイク、ゼルティウスさん、案内して!!」
    サタン「だが、待て。
         お前達は覚悟はいいか?
         もうソウル・キングダムに入ってしまった言えども、まだ逃げるチャンスはある。
         お前達、命をかけてマルクを倒すという決意は出来たか?」
    アミティ「勿論、私はドロシアの約束は守るよ。
          アルルたちも分かってくれるはず!!」
    クルーク「僕は諦めないぞ、リデルとは違って、僕は責任感が誰よりも・・・
    クルーク(本)「質問の答えになっていないぞ、ダメガネ。」
    クルーク「お前は静かにしていればいいんだ!!(怒)」
    ルナー「あたいは出来てるわよ、覚悟くらい。」
    マスター「勿論だぜぃ!!」
    バーフィー「ジシンナイカラホントーニカエリマス。」
    マスター「馬鹿言え、今更!!(怒)」
    サタン「何、本当に自信がない奴は今の内だぞ、足手まといが来ても迷惑をかけるだけだ。」
    バーフィー「ミナサン、イママデ・・・

    ボガァ――――――――――――—ン!!!

    ルナー「メイプルズは全員出席です。(満笑)」

    プスプスプス・・・

    バーフィー「ボーリョクハンタイ・・・;;」
    マーガリン「バーフィー、あんたってどこまで馬鹿なのよ・・・
            どっちにしろあんたをほっとけないもの、私はこのまま冒険続行よ。」
    ジャム「ママレードにも会いたいし。」
    ゼルティウス「我々はあの方に報告しなければなりません。」
    ベイク「また新しい情報もあるかもしれないし。」
    ルイージ「さて、僕も行くけど、ラリーとワルイージはどうするんだい?」
    ラリー「ルイージ、俺がここで諦めると思うか?
         俺はクッパファミリーを代表して、立ち向かうぜ。
         そうすれば兄貴たちも親父もお袋も認めてくれるはずだ。」
    ルイージ「それは保証しないけどね。」
    ラリー「お前と一緒にするな!!(怒)」
    ワルイージ「何、お前ら目立ちてぇだけだろ?
            ここはワルイージ様にお任せ・・・
    ルイージ「お前が一番いらないよ。」
    全員「確かに。」
    ワルイージ「やかましゃあ!!(怒)
           いいか、俺はあのワリオよりも目立ってんだぞ!?
           それが何を意味しているかわあぁってんか、オラァ!!」

    ルイージ「どこのおっさんだよ、お前は。」
    サタン「全員覚悟ができているか。
         よし、熊、ガイコツ、案内してくれ。
         工場にな。」
    ベイク「えぇ。」
    ゼルティウス「さぁ、私から目を離さないようにしてくださいね!!
             私は目がないですが・・・」

    そして、皆はベイクとゼルティウスについて行ったよ。

    サタン「赤ぷよ。」
    アミティ「ん、何?」

    サタンが私を呼び止めたから、私は止まったよ。

    サタン「お前は短期間でかなり成長したぞ。」
    アミティ「・・・え?」
    サタン「もうお前は単なる馬鹿ではない。
         少しはスマートになったのではないか?」
    アミティ「スマート?
          ・・・って、誰がデブだ!!(怒)
    サタン「そっちのスマートではない!!
         ・・・まぁいい。」
    アミティ「もぉ、時間がないんだからくだらないことで呼び止めないでほしいなっ!!」
    サタン「もっとアルルの様に素直になれないのか?
         それだからいつまでたってもアルルにバカにされるのだ。」
    アミティ「アルルにフラれてばかりの魔王様に言われたくないよぉだっ!!」
    サタン「グッ、貴様にだけは言われたくないわ!!(怒)」

    私はサタンと揉めあいながら、皆の後を追って行ったよ。

    今回の戦いで、私は少し賢くなった気がする。

    でも、まだまだ私も未熟者。

    闇のゲーム社会(ソーシャル)の魔物たち全員に敵う自信はないけど、この勇気ある決意で私は、お馬鹿な少女から、賢い少女、つまりスマート・ガールに近づいた気がする。

    アルル、シグ、ラフィーナ、待っててよ!!

    私も今、そっちに行くからね!!

    マルクとの戦いはまだまだ続くよ。


    おわり


    次回作もご期待ください。
    スポンサーサイト



    1. 2014/03/09(日) 15:00:37|
    2.  52)スマート・ガール
    3. | トラックバック:0
    4. | コメント:0

    第34話 崩れる友情

    ドロシアと戦う私たち。

    そして、マルクとマホロアは激戦を繰り返していたけど、力の差はマルクの方が上。

    マホロアはどんどんどんどん圧されていって、気が付けばソウル・キングダムまで戻されていた。

    ガキィン、ドカァン、ボゴォン、ズガァン!!

    マホロア「ハァ・・・ハァ・・・ゲホッ・・・!!」
    マルク「ゲハハハハハ、次第に醜い姿になって行くな、マホロア君。
         そろそろソウルモードで俺に本気でかかってきな。
         1ヶ月前のようにな!!」
    マホロア「馬鹿言え!!
          お前はそれが最初から目的だったんだろ…ゼェ・・・!!」
    マルク「どうも実態があるとやりづれぇんだよなぁ。
         ・・・というよりも、さっきのドロシアの連絡はマジなのか!?
         ナイトメアがやられたっていう話がな!!」
    マホロア「ククク、一人で身勝手やっているからバチが当たったのさ。
          君もあまりゲーマーズを甘く見ない方が良いよぉ?
           彼らを甘く見て火傷してきた奴らが何人いると思っているのさ?」
    マルク「まぁいいさ、元々余所者だ。
         ヘラーも馬鹿やって死んだらしいしな。
         でもドロシアならなんとかできるだろう。
          あいつがドリームワールドの全てを握っているからな。
          だからマホロアもいい加減にしな。
          お前がいねぇとヘラーが再生しないじゃねぇか!!」
    マホロア「ヘラーは元々いらない存在だったんだ。
          何もかも滅茶苦茶にしたのは全てお前だ、僕はいいよ。
          でも、ドロシーがこのことを知ったら、彼女は絶対深く傷つくよ。」
    マルク「たかが絵画の分際だからな。
         馬鹿は勝手に馬鹿なこと妄想していればいいんだよ。
         マホロア、俺はな・・・
         力を手に入れるためなら、手段を選ばねぇ。
    マホロア「マルク、テメェ!!(怒)」

    マホロアはマルクの発言に頭に血が上って、殴りかかろうとしたよ。

    でも、その拳はマルクに止められてしまった。

    ギギッ・・・

    マルク「おっと、その拳をどうするのさ?」
    マホロア「クッ、マルク・・・!!」
          (ドロシー、気づいてくれ・・・
           マルクは僕らを利用したかっただけなんだ!!
           他の幹部たちだって皆そうだ!!)

    ―――回想―――

    マルク「・・・というわけで、皆でいい国を創りたいわけサ。
          だから、君も協力してほしいのサ。」
    クレムゾンバルログ「断る。
                 何故見知らぬガキの言うことを俺が聞かないといけないんだ。」
    マルク「僕はただ、悪者のいない世界を創りたいだけサ。」
    クレムゾンバルログ「悪者のいない世界だと!?
                 馬鹿なことを・・・」
    マルク「僕らが憎いと思う敵をやっつけるのサ。
         僕らが憎いと思っている敵は、皆も憎いと思っているサ。
         ・・・違うかな?」
    クレムゾンバルログ「憎い奴か・・・
                 面白い。
                 どこの誰だか知らんが、協力しよう。」
    マルク「よろしく頼むサ。
         僕の名前はマルク。
         今日から君と僕は友達サ!!」

    マルクはこのような会話を利用して、幹部を集めたみたい。

    勧誘のセリフに必ず使う言葉は、「悪者のいない世界」と「憎い者を消す」だったよ。

    ―――回想終了―――

    そして、トリック・アートの中。

    ドロシア「憎い・・・」
    アミティ「へ?」
    ドロシア「あなたたちが憎いわ・・・」
    マーガリン「そっくりそのまま返すわよ。」
    ドロシア「私たちがほしいのは、平和な世界。
          あなた達がマルリンを狙う理由なんてないはずよ。」
    サタン「それはどうだろうな。
         今の闇のゲーム社会(ソーシャル)は平和か?
         違うのではないか?
         エッグマンのような反乱因子もいるし、ダークマター軍団もまたお前達を狙っている。
         それでも平和な世界が存在すると言えるのか?」
    ドロシア「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

    ドロシアはしばらく黙りこんだよ。

    するとドロシアは恐ろしい目つきで怒鳴り返したよ。

    ドロシア「黙れぇ~~~~~~~~~!!!!(怒)」

    ギュイィ――――――――――—ン!!

    ドロシアは勢いよく体当たりしてきたよ。

    私たちはドロシアの軌道から離れて避けたよ。

    ブワァッ!!

    クルーク「わわっ!!Σ」
    ゼルティウス「危ないですね、全く!!」
    ドロシア「ハァ、ハァ・・・!!
          だからと言って、私たちが悪いという保証はないわ・・・!!
          マルリンもマホロンも・・・ハァ・・・
          アクちゃんたちだって悪いことなんてしていないわ!!」
    サタン「お前はどうしても現実を受け入れたくないのだな・・・」
    ドロシア「・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!」
    サタン「本当は全部わかっているのだろう。」

    サタンがそう言うと、ドロシアは瞳に涙を浮かべながら私たちに反撃したよ。

    ドロシア「ぺインター!!」

    ドロシアは額縁にパラシュート・ボムを描いて、雨のように降り注いだよ。

    ドガァン、ボガァン、ズガァン!!

    ワルイージ「どわあああああ!!!
            この野郎、煽るんじゃねぇよ!!(怒)」
    サタン「いい加減に目を覚ましたらどうだ。
         今のマルクを放っておくと、取り返しがつかないことに・・・
    ドロシア「火炎弾!!」

    ボン、ボン、ボン!!

    ドロシアはサタンにファイアボールを撃ったよ。

    サタンはそれを全て跳ね返したよ。

    サタン「それで本気か!!」

    ズガァン!!

    ドロシア「ウッ・・・!!」
    マーガリン「キャンディ・ボンナバン!!」

    ドガァン!!

    ドロシア「ゲホッ・・・!!」

    サタンがバリアを壊して、マーガリンがドロシアにダメージを与えたよ。

    ドロシアは次第に体が紫色になって、ドロドロしてきたよ。

    ドロ…

    ドロシア「・・・まずいわ、体力的にソウルモードに・・・!!
          ソウルモードにはならないって約束したのに・・・」
    アミティ「ソウルモード?」
    サタン「カービィの世界には、ダークマターに関係する種族の魔物と、マルクに関係する種族の魔物が存在する。
         マルクに関係する種族の魔物に共通することは、危機を感じたり、憎しみや怒りが頂点に達した時を条件に実体のない魂の怪物に変貌するのだ。」
    アミティ「難しくてよく分かんないけど、何かに変身する手前ってこと!?;」
    サタン「その通りだ。
         ドロシアはそれを望んではいないみたいだがな。」
    ドロシア「これで最期よ、止めを刺して・・・ハァ・・・!!
          全員アトリエにするんだから・・・!!」

    ズガガァン!!

    全員「ウオォ!!!Σ」

    突然地面からトゲが勢いよく飛び出てきて、私たちはとっさに避けたよ。

    トゲはいつまで経っても引っ込まないよ。

    足場も見晴らしも悪い中、ドロシアはまたぺインターを使って、爆弾を降り注いだよ。

    ドガァン、ボガァン、ズガァン!!

    全員「ゲホゲホ・・・!!」

    爆煙も舞って、視界が更に悪くなって状況は最悪。

    そんな状態で、ドロシアは高速でファイアボールを無限に撃ちつづけたよ。

    ドゴォン、ボガァン、ズガァン、ドガァン・・・

    バーフィー「ウワッ、イマカスッタヨッ・・・!!」
    マーガリン「気をつけなさいよ、バーフィー!!」
    クルーク「何なんだ!?
           一体あいつに何が!?」
    クルーク(本)「そんなこと考えている場合か!!
              早く貴様もバリアを破壊するのだ!!」
    クルーク「そうだ、さっきから僕は逃げてばかりじゃないか!!
           よし、相手になってやるさ!!
           さぁ、回れ、銀の月、金の太陽、漆黒の空・・・
           ディフェクチオ・ルーナエ!!

    ガギギギギギィン!!

    クルーク(本)「おぉ、貴様にしてはやるではないか。
              良かったな、いつものアホみたいな儀式がここぞと役に立って。(皮肉)」
    クルーク「だけど、まだ相殺したまでに過ぎないさ!!
           本気を出すぞ!!
    クルーク(本)「今のは本気じゃなかったのか・・・」
    サタン「紅き魂、今奴はそれどころじゃないぞ。」

    確かに、クルークはいつもと違って、真面目な表情をしていたよ。

    ヒュルルルル・・・

    そして、またクルークに向かってファイアボールが飛んできたよ。

    クルーク「集まれ、宇宙の星、きらめけ、銀河となれ、我に力を・・・
           ディフェクチオ・ルーナエ!!

    バリィン!!

    ドロシア「ウグッ・・・!!」
    クルーク「よし!!」
    ゼルティウス「お坊ちゃまさん、ご苦労様です!!」

    クルークがドロシアのバリアを破壊したのと同時に、ゼルティウスが勢いよく剣を持って、ドロシアに向かっていったよ。

    ドロシアは怯んでいて、気が付いた時には、ゼルティウスの剣が彼女の胸を貫通していたよ。

    シュバァッ!!

    ゼルティウス「白金の一筋(プラチナ・ライン)!!」
    ドロシア「ウグッ・・・
          そ・・・そんなケータイのサービスみたいなダサい名前に・・・

    ドサッ・・・

    ゼルティウスが剣を鞘にしまうと同時にドロシアは床に倒れたよ。

    ドクン・・・

    ドロシア「ハァ・・・ハァ・・・
          もう・・・そこまでよ・・・
          私の…負け・・・よ・・・」

    ドロシアは息を切らしながら、必死にソウルモードになるのをこらえながら降参したよ。


    つづく
    1. 2014/03/08(土) 14:59:07|
    2.  52)スマート・ガール
    3. | トラックバック:0
    4. | コメント:0

    第33話 ソウル族の誓い

    ドロシア「ハァ、ハァ、ハァ・・・!!
          思ったよりやる上に、ものすごく痛い・・・!!
          なんで私たちの計画を邪魔するの!?」
    サタン「理由はただ1つ。
         お前達が闇のゲーム社会(ソーシャル)を崩したからだ。」
    ドロシア「何を寝ぼけたことを!!
          私たちがどんな思いでソウル・キングダムを創ったのか、分かっているの?
          マルリンもマホロンも私も悪意なんてないわ!!」
    サタン「悪いことを正しいと思っている奴ほど、悪事に対する罪悪感もないのだ。」
    ドロシア「・・・どうやら私を怒らせちゃったわね?
          確かに、悪事に対する罪悪感がない人って、悪いことを良いことだと思っちゃうよね・・・」

    ドロシアはそういうと、構えたよ。

    そして、また床からトゲを出現させたよ。

    ズドォン!!

    全員「おっと!!Σ」

    全員万遍なく避けたよ。

    ドロシア「そんな悪魔は私が処分しちゃうんだから!!」
    ゼルティウス「何を偉そうに!!
             私の国を襲ったのもあなた達ではありませんか!!」
    ドロシア「ん、何のこと?
          私はマルリンにドリームワールドの管理を頼まれただけなんだけど?」
    サタン(本当にマルクがやったことが正しいと思っているのか?
         意図的なのか天然なのか分からぬが、もしかするとマルクとドロシアの考え方に食い違いがあるのかもな…)

    サタンは如何にも不可解な表情をしていたよ。

    ドロシアは地面のトゲを引っ込めると、ファイアボールを撃ったよ。

    ドガァン、ドガァン!!

    マスター「うぉっとぉ!!」
    ドロシア「さぁ、加減しないわよ!!」

    ドガァン、ボガァン!!

    マスター「えぇい、適当なタイミングでバリア・カウンター!!

    ガキィン!!

    バリィン!!

    ドロシア「キャッ!!Σ」
    ルナー「ルナーカッター!!」

    シュパァン!!

    ドロシア「あぁ~ん!!」
    ルナー「よし、決まったわ!!」
    ドロシア「ウラァッ!!!」

    ズドォン!!

    マーガリン「トゲも避け慣れてきたわ。」
    ドロシア「火炎球!!」

    ギュゥン、ギュゥン!!

    ドロシアの撃つファイアボールは次第にスピードアップしてきたよ。

    それをタイミングよくディフェンス組が弾き飛ばしていくよ。

    バーフィー「みらーこーと。」

    ガキィン!!

    バリィン!!

    ドロシア「あんっ・・・!!」
    ジャム「カラシマヨ!!」

    ドバァッ!!

    ドロシア「ぎゃああああああああ、痛い痛い痛い痛い痛ぁ~~~~~~・・・い゙っ!!!Σ」

    ゴンッ!!

    ドロシアはジャムの攻撃で怯んで勝手に頭をぶつけたよ。;

    ドロシア「ハァ、ハァ・・・!!
          クソガキ共が・・・ハァ・・・私を怒らせたらどうなるか…ゼェ・・・!!
          思い知らせてやるわよっ・・・!!」

    ドロシアはさっきより険しい表情になったよ。

    ドロシア「ぺインター!!」

    ドロシアは虹色の額縁を出して、何かを描き出したよ。

    サラサラッ

    ドロシアが描きだしたのは、マグナムキラーだったよ。

    ドロシア「ファッツマン!!」

    ドゥン!!

    サタン「ゲームが違うではないか・・・まぁいい・・・」
    マスター「ウォイ、これ当たるとシャレにならねぇぞ!!;」
    ベイク「大丈夫、私が何とかする!!」

    ベイクは得意顔で大砲を構えていたよ。

    そして、狙いを定めるとマグナムキラーを砲弾で跳ね返したよ。

    ベイク「チョコボール・ビッグ・キャノン!!」

    ドガァン!!

    ドロシア「!!Σ」

    ズドガァ―――――――――――――――――――—ン!!!

    今の一撃でバリアどころかダメージも与えたよ。

    爆煙が収まると、ドロシアはまだ倒れていなかったよ。

    ドロシア「ハァ・・・ハァ・・・ゲホッ!!
          私は・・・私は、負けるわけにはいかないのよ・・・!!」

    ―――回想―――

    マルク「ドロシア、マホロア、ここで会ったのも何かの縁サ。
         君たちとは、初めて会った感じもしないサ。
         今日から僕たちは仲間なのサ!!」
    マホロア「仲間?
           いいネェ、じゃあ今日から僕タチハ、トモダチなんダネェ!!」
    ドロシア「アハハ、いいんじゃない?」
    マルク「じゃあ、今日は記念日サ。
         僕たちの友情の誓いの日サ!!」

    ―――回想終了―――

    ドロシア「ハァ・・・
          ここで私が負けたら、2人が悲しむから・・・!!」
    サタン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

    ―――回想―――

    マルク「仲良くなった記念に、僕らの国を創ろう!!」
    マホロア「僕らの国?」
    マルク「そうサ、絶えない宇宙戦争から平和の時が訪れた今、僕たちだけの平和な国を創るのサ!!」
    ドロシア「出来るのかな、結構大規模だけど・・・」
    マルク「僕たちが力を合わせれば、絶対できるサ!!」
    マホロア「それは楽しみダネェ、平和な国カァ、それが実現出来タラ、うれしいネェ!!」

    ―――回想終了―――

    ―――ギャラクティック・ノヴァ―――

    ガキィン、キィン、ガキィン!!

    マホロア「マルク、自分がどれだけ取り返しのつかないことをしたか・・・ハァ・・・!!
          分かってるのか・・・!!」
    マルク「ゲハハハハハハハ!!
         そりゃあ、お前、俺が聞きてぇことだよ!!」

    ドガァン!!

    ―――トリック・アート―――

    ドロシア「マルリンとマホロンを傷つける気でいるなら・・・ハァ・・・!!
          私は絶対にあんたたちを許さない!!

    ドロシアは気づいていなかったみたい。

    友情の誓いも何もかも、全てマルクの企みであることを・・・


    つづく
    1. 2014/03/07(金) 14:51:00|
    2.  52)スマート・ガール
    3. | トラックバック:0
    4. | コメント:0

    第32話 新チーム・サタンVS名も知らぬ絵画の化身

    ホーリーナイトメアを倒して、ソウル・キングダムに殴り込んだ私たち。

    サタンの物理的な瞬間移動で、トリック・アートの中に入ることに成功した私たちは、ドロシアと戦うことに。

    でも、ルイージはドロシアにまだ一撃もダメージを与えられていない状態だったよ。

    ルイージ「兎に角、ドロシアにダメージを与えるためにはあいつのバリアーを破壊することが先なんだよね。」
    ワルイージ「分かってんなら何とかして破壊するしかねぇだろ?」
    ルイージ「何をしても通用しないし、撃つ術がないんだよ!!」
    クルーク「君たちは頭が固いねぇ、大体弱点のない生物がいてたまるか。
           紅き魂でも弱点はある。」
    クルーク(本)「私を引き合いに出すな。(怒)」
    アミティ「もぉ、クルークは緊張感がないんだから・・・」
    ドロシア「アハハ、本当にそうよね。
          火炎弾!!

    ボンッ!!

    ドロシアは私に向かってファイアボールを撃ったよ。

    私はとっさにそれを跳ね返したよ。

    アミティ「わっ、シールド!!」

    ガキィン!!

    ファイアボールはドロシアに当たったよ。

    バリィン!!

    ドロシア「あんっ・・・!!;」

    今のダメージでドロシアのバリアが砕け散ったよ。

    アミティ「今の音って・・・
    ゼルティウス「バリアーが破壊された音で間違いありません。」
    ルイージ「じゃあ、誰か攻撃しなよ!!
           今度こそ、ルイージキック!!

    ルイージはドロシアの胸元に飛び蹴りを喰らわせたよ。

    すると、ドロシアはトリック・アートの恥まで吹き飛ばされえて叩きつけられたよ。

    ドガァン!!

    ドロシア「あぁ~んっ!!」
    ルイージ「やった、何、この達成感みたいなもの!?」
    サタン「小物か、お前は。」

    ルイージはやっとドロシアにダメージを与えられたことに大満足していたよ。;

    ドロシアは起き上がって、次の攻撃に移ったよ。

    ドロシア「イタタ、どうでもいいけどね・・・
          調子に乗るんじゃねぇよ!!!(怒)

    ドロシアは地面から魔法でできたトゲを召還したよ。

    私たちはそれをとっさで避けたよ。

    ズギュ―――――――――—ン!!!

    全員「ウワァ~~~~~~~!!!ΣΣ」
    ルイージ「ハァハァハァ…;
           び、びっくりした、今の一撃でドロシアの性格が…;」
    ドロシア「優しい人ほど、怒らせると怖いって言うジンクスは本当よ?
          優しい人は怒ったことがないから、加減を知らないじゃない。」

    ドロシアの声は優しかったけど、表層はものすごく怖かったよ。

    まるで呪いの人形のように長い銀髪が逆立っていたよ。

    ルイージ「でもこれでドロシアの攻略法が分かったよ。
           バリアを破壊して、ダメージを与えるんだ!!」
    ゼルティウス「ちょうど12人。
             アタッカーとディフェンダーに分かれましょう!!」
    マスター「バレーボールか!!」
    アミティ「じゃ、私D!!」
    クルーク「僕は・・・
    クルーク(本)「ぷよらーはDでいいのだ。」
    クルーク「勝手に決めるなよ!!(怒)」
    サタン「いや、その方が利口だろう。」
    ルナー「じゃ、あたいはA。」
    バーフィー「オレ、D。」
    マスター「俺もDだぜぃ!!」
    ワルイージ「俺もDで行くぜ!!」
    ルイージ「じゃあ、僕はA!!」
    マーガリン「私もAよ。」
    ジャム「私もね。」
    ベイク「私はDにするわ。」
    ゼルティウス「私はAでお願いします。」
    ラリー「じゃあ、俺もAだ!!」
    アミティ「よぉし、準備OK!!
          行くよぉ!!」
    ドロシア「火炎弾!!」

    ボッ

    アミティ「お返しだよ!!」

    フッ

    私がファイアボールを跳ね返した瞬間、ドロシアは瞬間移動で交わしたよ。

    パッ

    ドロシア「アハハ、バッカじゃないの、同じ手法を食らうわけがないじゃない♪」
    サタン「闇雲に跳ね返してはいかん、赤ぷよ!!
         相手の動きを読め、耳を研ぎ澄まして、相手の動きを読むのだ!!」
    アミティ「で、出来るのかなぁ…;」
    マスター「お前達が教えてくれたんじゃねぇかよ、1年半かけて!!」
    ルナー「あたいたちでもできたんだから、あんたもできるわよ!!」
    バーフィー「シンデモダレモナカネーヨ。」

    バギッ!!

    バーフィーの態度にマーガリンがスタッフで彼の頭を思いっきり殴ったよ。

    アミティ「よぉし!!」
    ドロシア「火炎弾!!」

    ボッ

    アミティ「お返し・・・
    ドロシア「フフ・・・

    私はドロシアの動きを確認したよ。

    そしてドロシアが消えた瞬間、私はカウンターの方向を変えて・・・

    アミティ「だ・・・

    パッ

    ドロシアが瞬間移動しきった瞬間を見計らって、ドロシアにファイアボールを返したよ。

    アミティ「よっ!!!」

    バリィ――――――—ン!!

    ドロシア「あぁんっ・・・バ、馬鹿な・・・!!;」
    ルイージ「ルイージヘッドバッド!!」

    ドガァン!!

    バリアーが壊れた瞬間、ルイージは勢いよくドロシアに攻撃したよ。

    ドロシア「ゴホォッ・・・!!」
    ルイージ「よし!!」
    サタン「やればできるではないか、赤ぷよ。」
    アミティ「出来た・・・
          そうか、こういうことか!!」

    私は3大魔力を操るヒントを見つけた。

    でも、まだドロシアは倒れていないし、油断は禁物だね。

    ドロシア「ハァ、ハァ・・・!!
          またか!!
          ちょっと戦法を変えないといけないわね・・・」

    ドロシアは虹色の額縁を出したよ。

    ドロシア「こうなったら、皆一人残らず捕まえちゃうんだから!!」
    ワルイージ「こいつは確か・・・
    ラリー「俺たちにとっては苦い思い出!!」
    ドロシア「ハント・キャンパス!!」

    ドロシアは額縁を勢いよく飛ばしたよ。

    ワルイージ「えぇい、こんな額縁・・・

    ギュルルルルルッ

    ワルイージはテニスラケットを構えていたよ。

    そして、それをドロシアに跳ね返したよ。

    ワルイージ「ワルイージスマ――――――――――ッシュ!!!」

    バゴォン!!

    ワルイージは額縁をドロシアに弾き飛ばして、バリアを破壊したよ。

    そして、ラリーが勢いよくジャンプして杖から魔法を放ってドロシアに攻撃したよ。

    ラリー「喰らえ、魔法攻撃!!」

    バシュッ!!

    ドロシア「あぁ~ん!!」

    ドガァン!!

    ラリー「ハハァ、よし!!」

    ここまで順調にダメージを与えている私たちだけど、まだ私たちはドロシアの本当の怖さを知らない・・・


    つづく
    1. 2014/03/06(木) 14:48:58|
    2.  52)スマート・ガール
    3. | トラックバック:0
    4. | コメント:0

    第31話 チームサタン、ソウル・キングダムへ

    ホーリーナイトメアを倒して、続いて私たちは、メンバーを絞ってルイージが戦っているドロシアの元に行くことになったよ。

    私たちは今、サタンが引いているトロッコのような乗り物でソウル・キングダムに直行中だよ。

    バサッ、バサッ・・・

    サタン「ゼェ、ゼェ・・・ちょっとかっこつけすぎたか…;」
    アミティ「大丈夫、サタン。;」
    サタン「何、私に不可能はないのだぞ!!」
    マスター「あんたそればっかりじゃねぇか。」
    サタン「ん、お前と話したことあったか?」
    マスター「去年野球やったろ?」
    サタン「そうだったな・・・」

    バサッ、バサッ・・・

    ―――現在のメンバー再確認―――

    アミティ
    クルーク
    サタン
    ルナー
    マスター
    バーフィー
    マーガリン
    ジャム
    ベイク
    ゼルティウス
    ラリー
    ワルイージ

    ――――――――

    アミティ「野球って・・・そんな仲なの?」
    サタン「お前達はスマブラワールドで派手に暴れてアコールにボコボコにされたらしいな・・・」
    アミティ「あれはクルークがハズレの久寿玉を蹴り飛ばしたから・・・
    クルーク「いや、あれってリデルが先だっただろ!?」
    クルーク(本)「だが、火に油を注いだのはお前だ。」
    サタン「・・・何でもいい。」
    ワルイージ「お前ら、一体過去に何やらかしたんだよ。;」
    サタン「何、現役のスマブラファイターと20th現役ぷよらーとメイプルズとかえで組その他諸々で楽しい修学旅行に出かけていた時の話だ。」
    クルーク「・・・思い出したぞ、あれは確かアルルがリデルをバカにしたことから・・・
    サタン「過去のどうでもいい話は今はするな。(怒)」
    マスター「なんかごめんよ…;」
    クルーク(本)「何、一番謝罪しないといけないのはダメガネじゃないか。」
    クルーク「なんでそうなるんだよ。」
    マーガリン「ねぇ、バーフィー、何の話かさっぱり分からないんですけど・・・」
    バーフィー「アナタガマダシテーノコロノハナシデス・・・」
    ジャム「気楽でいいわね・・・」
    マスター「まだSEGAワールドと交流したばかりだったからなぁ。」
    ベイク「なんだ、てっきり長年の付き合いだと思ってた。」
    ゼルティウス「でも仲良さそうですね。」

    そんな無駄話をしていた私たち。

    するとサタンが何かを見つけると、突然血相を変えた。

    サタン「・・・まずい、ギャラクティック・ノヴァか・・・」
    アミティ「え、サタン、なんか言った?」
    サタン「お前達、唐突だが、ここで瞬間移動を使わせてもらう。」
    マスター「本当に唐突だな。」
    サタン「かなり遠くにあるが、ギャラクティック・ノヴァが見える。
         マルクにとってはそれは目と鼻の先だ、このままソウル・キングダムに入ると間違えなく撃ち落とされて面倒事になるからな。」
    ルナー「何でもいいわ、ドロシアの元に行ければ!!」
    サタン「よし、じゃあお前達しっかり掴まっていろ。」

    サタンは体勢を構えて、瞬間移動の準備をしたよ。

    ザッ・・・

    サタン「瞬間移動!!」

    ビュンッ!!

    全員「ウワァ!!Σ」
    クルーク「・・・って、瞬間移動って、そういう意味か!!!;;;」
    マスター「馬鹿、大声出すとマルクに聞こえるだろ!!;」

    私たちはサタンの猛スピードに耐えるのに精一杯だったよ。

    そのころ、ルイージはどうしているのかな。

    ここはドロシアの創ったバトルフィールド、トリック・アート。

    ドロシアの攻撃を避けるので精いっぱいだったルイージは体力が削られ、疲れが蓄積していたよ。

    ルイージ「ゼェ、ゼェ・・・」
    ドロシア「あれ、どうしたのかな?
          さっきより避けるスピードが落ちているんじゃない?」
    ルイージ(攻撃の隙が全くない・・・
           どうしよう、もう体力も限界に近いや…)
    ドロシア「このまま止めを刺すのもいいけど、これじゃあ面白くないし、私も鬼じゃない。
          どう、1発だけ私に攻撃、当ててみる?」

    ドロシアはルイージを挑発するかのように言った。

    ルイージは呼吸を整えると、言い返したよ。

    ルイージ「ハァ・・・馬鹿にするな!!」

    ルイージはファイアボールを放ったよ。

    ボッ

    ジュッ・・・

    でも、ドロシアにその攻撃は効いていなかったよ。

    ドロシア「アハハ、無理無理。
          そもそも私のバリアーを破れない限り、私にダメージを与えられないんだから♪」
    ルイージ「クッソォ、でもここで負けるわけには・・・
    ドロシア「いつまでそんなこと言ってられるかしらね。
          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
          どっちにしろ長居は出来ないし、そろそろ終わりにしましょう。」
    ルイージ「ルイージパンチ!!」

    ガキィン!!

    ドロシア「だから無理だってば。w」
    ルイージ「ハァ、ハァ・・・」
    ドロシア「大丈夫よ、あなたが今ここで死んでも、どうせ外の皆は生きていると信じているんだから。
          気づくまでは悲しむ人なんて誰もいないんだから・・・」
    ルイージ「フザけるな・・・!!」
    ドロシア「じゃあね♪」

    ドロシアがファイアボールを撃とうとした瞬間だったよ。

    私たちは勢いよくドロシアに後ろから体当たりしたよ。

    ドガァ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ン!!!

    ドロシア「キャァ~~~~~~~!!!」

    ズザザァ~~~~~~~~~~~~!!!

    ルイージ「わっ、ド、ドロシアが吹っ飛んだ…!?」
    サタン「ハァ、大変だった…;」
    マスター「物理的に瞬間移動使う奴がどこにいるんだよ!!」
    サタン「何、神速のようなものだ。」
    マスター「あんな・・・ってここどこだ!?」
    ルイージ「ここはトリック・アートだよ。」
    ワルイージ「ルイージ!!」
    ラリー「何やってんだよ、ドロシアに圧されてたのか!!」
    ルイージ「僕の攻撃が全く効かないんだよ、カービィもいないし、ドロシアの攻略法が分からないんだ・・・」
    ジャム「ドロシア・・・
         ドリームワールドを奪おうとした張本人!!」
    ゼルティウス「いよいよというわけですね。」
    ドロシア「ハァ、ハァ・・・!!
          あなたたち一体どうやってトリック・アートの中に!?」
    サタン「瞬間移動を使い、次元の中を猛スピードで駆け巡った結果とでも言っておこう。」
    マスター「やべぇ、難しすぎてさっぱり分からねぇ。;」
    アミティ「つまり、サタンだからできたのさ。」
    サタン「まぁ、そういうことだな。」
    ドロシア「イタタ・・・ハァ・・・!!
          よくもやってくれたわね!!
          マホロンのこともあるし、全員まとめて私のアトリエにしてあげるわよ!!」
    サタン「私は傍観者。
         後は応用を効かせるだけだぞ。」
    アミティ「よし、いっきまーす!!」
    クルーク「相手になってやるさ。」
    ラリー「ハハァ!!」
    ワルイージ「ルイージ、お前だけいい格好はさせねぇよ!!」
    マスター「行くぜぃ!!」
    ルナー「やるわよ!!」
    バーフィー「ヨシ・・・」
    マーガリン「親玉を倒すけど、ゼルティウスさん、いいわね?」
    ゼルティウス「はい、覚悟はできています。」
    ジャム「兎に角マルクの力を削るのみ!!」
    ベイク「そうね。」
    ルイージ「よし、僕もまだ諦めないぞ!!」
    ドロシア「アハハ♪
          全く、元気で何よりね。w」


    つづく
    1. 2014/03/05(水) 14:47:53|
    2.  52)スマート・ガール
    3. | トラックバック:0
    4. | コメント:0
    次のページ

    プロフィール

    オムタイ

    Author:オムタイ
    わたくしはオムタイと申します。
    元々アメーバブログで小説を書いておりましたが、諸事情でFC2ブログに移らせていただきました。
    ここでは、主にゲームキャラクターの小説を書いております。
    リクエストも募集しております、左のカテゴリのメールフォームやコメント等でどしどし送ってください!

    最新記事

    フリーエリア

    無料アクセス解析
    現在の閲覧者数:

    最新コメント

    最新トラックバック

    月別アーカイブ

    カテゴリ

    未分類 (1)
    □このブログのルール(必読) (1)
    □リクエストについて (1)
    □キャラクタープロフィール (20)
      1)オンラインズ (3)
      2)TVゲーマーズ (7)
      3)敵キャラ(闇のゲーム社会に住む者) (8)
      4)オリキャラ (2)
    □世界観 (2)
      1)ゲームキャラ小説 (2)
    □本編小説(第1部編) (0)
      1)クリスマス怪奇現象 (13)
      2)スマブラX大集合 (9)
      3)月夜の乙女 (11)
      4)SUMAPIECE (44)
      5)Pinky Love Story (10)
      6)オンラインアドベンチャー2009 (1)
      7)不思議な人形 (14)
       8)スマブラサスペンス (8)
        ~ルイージ殺人事件~ (3)
        ~影と乙女(?)が解決!!バレンタイン殺人事件~ (5)
      9)メイプルズの助っ人・かえで組 (10)
     10)サカキの逆襲 (11)
     11)クラング爺さんの青春 (11)
     12)闇の呪い (16)
     13)負け犬は負けない!! (8)
     14)忘れられたリンク (6)
     15)ダーク感謝プロジェクト (7)
     16)あの人は今スペシャル (9)
        ~魔女の仕打ち~ (9)
     17)メイプルズ誕生秘話(1周年記念) (7)
     18)ダークのブログデビュー (8)
     19)メイプル流水戸黄門 (7)
     20)SUMAPIECE 2 (83)
     21)決死の選択 (12)
     22)マスターハンドとタブー (6)
     23)憎しみ続ける美女 (13)
     24)ヒキューの女性研究レポート (7)
     25)恐怖・ダークマター軍団 (12)
     26)宝剣探しの旅 (16)
     27)CHANGE (5)
     28)愛する人のために・・・ (15)
     29)スマブラX.mas (9)
     30)凍えるほど怖い話 (8)
     31)運命の歯車 (7)
     32)ぷよぷよふわふわな1日 (10)
     33)闇の中の一寸の暖かき光 (9)
     34)ぷよらーサバイバル修学旅行 (28)
    □シリーズ小説(第1部編) (0)
     1)コクッパシリーズ (40)
       Ⅰコクッパの愉快な1日 (12)
      ⅡNewスーパースマッシュブラザーズ (18)
      Ⅲコクッパの母親愛情物語 (10)
     2)第1部最終シリーズ (43)
       ⅠMISSON OF FUTURE (33)
       ⅡDASH FOR FUTURE (10)
    □本編小説(第2部編) (0)
     35)深海の恋物語 (9)
     36)プリンプの音楽隊 (8)
     37)メイプル×スマブラ×ぷよぷよ合同修学旅行 (45)
     38)ぷよっとモンスター (92)
     39)クレナイのオモイデ (14)
     40)プリンプのクリスマス・ナイト (23)
     41)アミーゴ・アミーガ (30)
     42)猛勉強!?スタディブラザーズ (22)
     43)Believe (11)
     44)噛みあわない歯車 (10)
     45)ナゼット・ストーリー (23)
     46)道具として扱われる生命(イノチ) (24)
     47)ベジタブル・サラダ (15)
     48)天に届けたい風鈴の音 (5)
     49)ソウル・ソルジャーズの罠 (25)
     50)X.mas&New Year!! (22)
     51)Come Back to Time (28)
     52)スマート・ガール (35)
     53)プリンプ波乱万丈慰安旅行 (30)
     54)ウラギリモノ (25)
     55)モスガバー再襲来 (10)
     56)宇宙の絆 (120)
      Ⅰ家族 (41)
       Ⅱ平和の蘇生 (33)
       Ⅲ卑劣、マルクの真の素顔 (46)
     57)食虫植物 (9)
     58)眼鏡極楽地獄体験談 (11)
     59)初めてだよ!!全員集合!! (45)
     60)煉獄少女 (21)
     61)新・あの人は今スペシャル (0)
        ~ようこそ、グランティパークへ!!~ (33)
     62)ビッグ・ヒーローズ (12)
     63)オンラインアドベンチャー2~O2の復讐~ (967)
     64)モンスターぷよリス・スマートツアー (4)
    □シリーズ小説(第2部編) (0)
     1)コクッパシリーズ2 (96)
      ⅠNewスーパースマッシュブラザーズL (12)
      Ⅱクッパの逆襲劇場 (17)
      Ⅲジュニアの大作戦 (14)
      Ⅳ魔王戦争 (16)
      ⅤNewスーパースマッシュブラザーズwith Peach (37)
    □コント (0)
      1)メイポトーク (4)
      2)番外コント (12)
      3)総括コント集 (239)
       Ⅰメイプル(オンゲー)コント (38)
       Ⅱぷよぷよ(SEGA)コント (97)
       Ⅲスマブラ(任天堂)コント (73)
       Ⅳコラボコント (27)
       Ⅴキャラクター徹底深掘りコーナー (4)
      4)リクQ (183)
      5)漫画 (1)
    □イラスト (28)
      1)キリ番達成 (20)
      2)人様宛 (3)
      3)イベント (5)
    □作者からのお知らせ (158)
      1)アンケート (21)
      2)前書き・後書き (77)
      3)連絡事項 (59)
      4)管理人について (1)

    FC2チャット

    わたくしが独り言のようにチャットをしている様子があるかもしれませんが、それは、わたくし、諸事情で声が出せないもので、相手の方と3DS等のボイスチャットをしながらわたくしがチャットでやり取りをしているだけでございます。;

    検索フォーム

    RSSリンクの表示

    リンク

    このブログをリンクに追加する

    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    ブロとも一覧


    朝からご飯を食べるという覚悟

    闇の中の安らぎの花

    QRコード

    QR